しばらく働いていた台湾での職場の話をしたいと思います。
台湾では、学校だけではなく職場でも「お昼寝文化」があります。
小さい頃から、学校で昼食の後に机に伏せてお昼寝をする習慣が身についているので、
大人になっても、職場でお昼寝をする人がいるのは日常です。
部屋の電気は消され、お昼ごはんで満たされた状態で、
自然光だけが入る部屋にいれば、自然と眠たくなっていきます。

これは台湾の文化ですが、
各職場でも、それぞれの文化があると思います。
社長も含めて全員が同等に「おつかれさまです」と言う職場もあれば、
疲れていないだろうと「おつかれさまです」と言わない職場もあるでしょう。

明文化されていない職場の文化を理解することは、
母語に関係なく、最初は戸惑いや違和感が生じるものです。

私も最初は大人たちがお昼寝する光景に戸惑いと疑問を感じましたが、
「お腹がいっぱいになると、眠くなるでしょ」と隣の席の同僚に言われ、
その通りだと思い、その日から、お昼寝文化を導入しました。

同じ職場の外国人就労者の中には、慣れている人にとっては些細に思えることに、
戸惑いや違和感を感じている人がいるかもしれません。
一方的に、学んでくれ、慣れてくれ、ではなく、
受け入れる側が、ひとこと声をかけることで、
ほんの少し働きやすい環境がつくりだせるのではないでしょうか。